能登の実家の蔵の解体が、いよいよ月末にせまり、モロモロと諦めなければ
ならないことだらけなのですが、最後の悪あがきとはこのこと。
蔵の入口の建具。

新しく作っても、こんな色艶は出せない。
歴史が詰まった引戸。
レスキューしたいけれど、じゃぁ、これを金沢に持ってきてどうする?
こんな戸を使って古民家のリノベーションしてみたいなぁ。
憧れだけが先走り・・・
持ってこれたのは、輪島塗の御膳。



能登ではあちこちで廃棄されているとニュースで聞く。

「明治36年」・・インターネットで調べてみる。

122年前らしい。
きっと冠婚葬祭に重きをおいた能登人たちには、貴重なシロモノだったに違いない。
先人に申し訳ない気持ちでいっぱい。だけど、どうする?
まだ地震の爪痕の残る能登を巡ると、「この障子の組子をアクセントに取り入れたい」「この昭和レトロなガラスを使って戸を作りたい」
などなど思ったものですが、それもだんだん取り壊れて、憧れの古民家リノベーションに向けて、夢は大きい!!


